夜にひしぐは神おろし

お芝居とか映画とか好きなものの話を諸々。自分のためのささやかな記録。

ナゴヤ座遠征のススメ・初心者編

突然ですが、ナゴヤ座をご存知ですか?

「はい」→ すぐ行きましょう。
「いいえ」→ ちょっとこれ読んでってくださいな。

ナゴヤ座の話、させてください!!!

私ですね、去年ナゴヤ座の存在を知ってからというもの、行ってみたくて行ってみたくてしょうがなくてですね、この夏にはじめて機会を得て行ってきたんですよ。

去年のつぶやき

というつぶやきから8 ヶ月、じゃじゃーん!

つまり2019年の目標あっさり達成! やったね!
それでね、わざわざ遠征してまで行く価値あるよ…!! ということが言いたくて、ブログを書いてるんですよ。だから、私、ナゴヤ座についてちょっとでも多くの人に知ってもらえたらうれしいなって… ちょっと遅くなったけど。

さて、これからはじまりまするは、遠征厭わぬお芝居狂いの夜日布が、日本全国の皆々様に、ナゴヤ座遠征をオススメする記事でございます。数年に渡るナゴヤ座の歴史、すべては知らぬ新参者でございますが、おこがましくも憚りながら、ずずいと語らせていただきまする。隅から隅までよろしくお付き合いのほど、おん願い
た! て! ま! つ! り! まする〜!!

 

(※2021年1月12日追記ここから)

最近またちょいちょい見てもらってるみたいなので、ちょっと追記。この内容は2019年11月に書いたものなので、現在の状況とはだいぶ変わっている部分があります。その前提で参考として読んでもらいつつ、最終的は公式な最新情報を参照してもらえるとうれしいです!

あと何はなくともナゴヤ座のYou Tubeチャンネルは登録しておこうね!

(※2021年1月12日追記ここまで)

 

ナゴヤ座ってなぁに?

ナゴヤ座は名古屋の円頓寺商店街にあり、おやつや飲み物を楽しみながら間近で迫力のお芝居を堪能できる場所です。畳に座布団が基本の店内は、まるで江戸時代の歌舞伎小屋が現代によみがえったようで、現代人にとっては逆に新感覚。小さな芝居小屋のようなカフェで、ギュッと濃いエンターテイメントを楽しめるんです!

どんな役者さんがいるの?

ナゴヤ座には、専属の一座がいます。役者さんとして活動する名前とは別に、一座での名前も持っています。詳しくは公式を見に行ってほしいんですけど、座での雰囲気込みの写真を置いておきますね。

ナゴヤ座のみなさん

もうこの時点で「もっともっと公式情報が知りてぇ!」って思った人に、供給の充実した公式のサイトやSNSのリンクを置いておきますね! そちらへ行ったら、もうこれ以上この記事を読まなくてもかまわない! Go Go! Go to 公式ィ!

公式へのリンク

特にYou Tubeは本当に充実しているので、はじめての人にはぜひぜひ観てほしい。観たら行きたくなります。以下はPVみたいな感じの動画なので、まずはこれを観てみて!

お芝居そのものもアップしてくれてたりするんですけど、私はもったいなくてまだ観てない演目もあったりします。もしかしたら再演してくれるかもしれないから、そのときが来たら初見で観たくて…。(でもたぶんそのうち我慢できなくて観ちゃう!)

ナゴヤ座の魅力って?

さてさて、ここからはあくまで初心者ひとりの感覚として読んでもらえるとうれしいです。初心者なので、ベテラン勢とはきっと感覚が違う。観た人の数だけ感覚があるから、最終的に信じられるのは自分の感覚だけ! だからこそ一度行って味わってみてほしい…。

今はとにかく、初心者だからこそ同じ初心者に伝えたい今の気持ちっていうのをね、持ってるわけですよ! だから、ナゴヤ座が気になってる初心者予備軍に、届けこの思い…!

何から話そうかな〜とぐるぐる考えていたのですが、特に以下の4点に分けてまとめておきたいです。

  • 予想を超えてくる期待値
  • 確かな脚本と演出によるお芝居の質
  • 役者さんのフィジカルな存在感
  • ファンとして気持ちよく楽しめるしくみ

予想を超えてくる期待値

まずね、公式のチャンネル群を見てもらったらわかるように、コンテンツをたくさん公開してくれています。私がはじめて座を知ったのも、Twitterでフォロワーさんが流してくれているのを見たからなんです。

はじめて遊びに行く前は時々それを眺めていて、はちゃめちゃに期待値を上げまくっていたんですけど、散々期待値を上げまくっていたにも関わらず、実際に行ったらめっちゃ楽しかったんですよね! すごくないですか!?

事前にめっちゃ予習したい人もいれば、前情報なしで飛び込みたいって人もいますよね。前情報なしが好きな人については、行くだけでわくわくサプライズが確約されているので、無問題! 安心して体感しに行って!

いろいろ予習したい人にとっては、予習できるコンテンツがいっぱいあって、自分なりの期待値を作りやすいナゴヤ座、かなりいい感じだと思います。うまく言えないけど、予習したときの期待値は、たぶんちゃんと超えてくれます!

コンテンツが溢れる世の中で、ピュアに期待値を超えてくるのって、単純にすごい。どう楽しかったの? の答えは、続く章で。

確かな脚本と演出によるお芝居の質

とにかく普通にお芝居がおもしろい。まずは何よりも脚本がしっかりしている、というのが大きい気がしています。座としての箱は小さくても、脚本と演出はめちゃくちゃに密度が高い。

私けっこう脚本と演出にうるさいオタクだと思うんですけど、座という場所・箱と役者さんのポテンシャルと脚本・演出のバランスは奇跡的なんじゃないかな〜って思ってるんですよ。もちろん、大きな劇場の派手なパフォーマンスと比べられるものではありません。要はバランスです。

脚本はほとんど右来左往さんという劇作家の先生が書いてらっしゃるそうなのですが、右来先生の書く本はプロットが骨太で、わかりやすい見せ場と起承転結があるから安心して観ていられる。

その脚本の持つ太いアクセントがあるから、人物の心理描写や状況の因果みたいなものを、役者さんの動きや表情などで繊細に魅せてくる演出が光る。これってどこまでがト書きに入っていて、どこまでが演出での指導なんだろう…? って思わされるシーンがたくさんあって、いくらでも深堀りして観たくなっちゃうんですよね。

もちろん古典を元にしている演目なんかだと原案があってのプロットという面はあると思いますし、役者さん個人のポテンシャルあっての表現っていう面もあると思います。しかし、台無しにされる原案だってたくさんあるわけで…。だからだから、原案があろうが完全オリジナルだろうが、整合性の取れた気持ちのよい脚本を感じられるって、とってもうれしいことですよね…。

どうでもいいけど、私まだ1演目3公演しか観てないのに、ここまで脚本と演出を信頼するってすごくないですか? 自分でもびっくりする。おまえは右来先生の何を知っているんだ? と自分を問い詰めたい気持ちです。

役者さんのフィジカルな存在感

続いて言わなくちゃいけないことは、舞台との距離が近いために感じる圧倒的な存在感がやばいってこと。近いんですよ本当に。近ッ! 近ッッッ!! ってなる。なんなら最初引く。引いてる自分に気付く。自然な風圧を感じる距離で人が動いてる。近い。

近いだけならなんでもいいだろって話なんですけど、それがそうでもない。前の章でもちょっと触れましたが、役者さん=座員さんのお芝居に芯が通っているんです。お話を伺っていると(後述しますけど、役者さんから直接お話を伺う機会、つまり接触イベもふんだんに用意されています)シナリオや役柄に対する向き合い方がめちゃくちゃ誠実。

第ゼロ幕、ちょい見せナゴヤ歌舞伎を演じる座員さんたち

そのように誠実に解釈された芝居表現が、呼吸音が聞こえる距離で発散されてるんですよ。これってとてもすごいことだと思っていて。一般的な価値観だと「箱が小さい=芝居も小粒」っていう向きがあると思うんです。でもナゴヤ座はちょっと違う。だから密度がすごい。

逆に言うと、その部分のクオリティーを保っていくことが難しくなったとき、ファンは離れるのだろうなというのが明白。きっと座員さんもそれをわかっているから、緊張感ある姿勢を保っていられるのかなって思う。まぁ、それ以前に、お芝居が大好きだから誠実でいられるっていうのが伝わってくるので、そこも推せるポイント。

芝居としての表現だけでなくアクションもすごい、というのがポイント。ここでさっきも書いた座という場所・箱と役者さんのポテンシャルと脚本・演出のバランスがすごいって話にいったん戻るんですけど、もうホント、それ。

人間のエネルギーがそこにある以上、フィジカルな迫力っていうのは、やっぱり抗えない魅力のひとつだと思いませんか…。息遣いひとつ、眉の動きひとつ、すべてが確かな肉感とともにそこにある。この迫力はすごいですよ。これが俺たちのリヤルだぜ。

そうだな〜、たとえば、自分ちのリビングでこの人達が大暴れしてるのを想像してみてください。そのくらいのイメージでだいたい合ってる。

ファンとして気持ちよく楽しめるしくみ

あと、お芝居のおもしろさはもちろんなんですけど、観客が楽しむためのシステムがユニークですごくよい。加えて、ナゴヤ座を続けていくための工夫みたいなもの(金銭・収入面も含めて)も随所にあって、しかもそれがファンにとって気持ちのよいしくみだったりする。座としてのエコシステムがしっかりしているから、安心して課金ができます!

とにかく、お芝居がきちんとおもしろいから、それを支えるいろいろなシステムが強力に生きてくるっていうのはあると思うから、そこは本当大事なところ。肝心のお芝居がおもしろくなかったら、何をどう工夫しようがスカスカですもんね。芯がみっちりしてることに関しては太鼓判です。大好き。

ナゴヤ座には、安心して応援できる心強さみたいなものがね、あるんですよ。これは強い。だって、また行きたいと思うし、遠くにいても応援したいと思うもん。

基本の楽しみ方ポイント

ここまでは魅力について語ってきましたが、個人的におもしろいと思う楽しみ方ポイントを紹介したいと思います。ざっくり、以下の5つのポイントについて語ります。

  • 第ゼロ幕(ちょい見せナゴヤ歌舞伎)
  • オヒネリシステム
  • オオムコウシステム
  • 上演後の撮影タイム
  • 初回だけもらえるフォトカード

もちろん公式にも情報があるので、すぐにそっちに飛んでもらってもいいんだぜ!

第ゼロ幕(ちょい見せナゴヤ歌舞伎)

ナゴヤ座は2019年11月現在、金土日に昼公演・夜公演を行うスタイルなのですが、その各公演の前に「第ゼロ幕」というのがあるのです。それがすごくよい。ナゴヤ座の建物は商店街の中にあるのですが、ナゴヤ座の出入口付近、つまり外で導入みたいなお芝居をやってくれるのです。

第ゼロ幕、ちょい見せナゴヤ歌舞伎がはじまる前の口上

ナゴヤ座では同じ演目でも毎回配役がシャッフルされるのですが、昼のちょい見せのときにはじめてその日の配役がわかるシステムにもなっています。狭い階段から役者さんたちが駆け下りてくるワクワク感がまたよいのです。

もちろん観劇予定の人だけでなく、商店街を通る人みんなが観られるものなので、「へぇこういうのあるんだ」とか「知らなかったけど来てみたいね」みたいな声も聞こえます。めっちゃいい。

第ゼロ幕、ちょい見せナゴヤ歌舞伎を演じる座員さんたち

ナゴヤ座では写真撮影タイムがいくつか設けられていて、第ゼロ幕のちょい見せナゴヤ歌舞伎も撮影OKな時間になっています。だからこんなにふんだんに写真を使ってブログを書くことができる… PRにもつながるエコシステム!!

オヒネリシステム

みんな大好きオヒネリシステム! これは本当に楽しいので、はじめての人でもノリノリで遊んでほしい! 座席にはあらかじめ白いオヒネリが3つ置いてあって、お客さんは全員オヒネリシステムの参加者になれるっていうのが強い。

客席から舞台に向かって、投げる! 昔からある日本にある「おひねり」の文化を、ナゴヤ座に今一度、復活させてみようというシステムです。

本来は小銭を紙で包んで作っていましたが、ナゴヤ座では人に当たっても痛くないモノを入れたナゴヤ座オリジナルオヒネリを、配布。

観劇方法-カブキカフェ ナゴヤ座-KABUKI CAFE NAGOYA za[名古屋_円頓寺商店街]

お芝居がはじまる前にはオヒネリについて説明してくれるし、投げる練習までさせてくれるという安心設計。お芝居を見ていて「ウヒョー」みたいなテンションになったら意思表示ができるって、気持ちいい! みんなで一体感が持てるのも新鮮!

実は白いオヒネリに加えて黄色いオヒネリもあるんですけど、それは後の章で。

ナゴヤ座オリジナのル痛くないオヒネリ

オオムコウシステム

大向うって聞いたことありますか? ざっくり言うと歌舞伎でかかる掛け声のことなんですけど、ナゴヤ座にも掛け声があるんです。それって何? と思った人が大向うをウィキペディアで見ると「なんだかややこしそう…」ってなりますよね。

でも、ナゴヤ座でのオオムコウは簡単安心超シンプル!

役者が登場した時、見得を切った時。そんなときには、「ぃよっ!」とか、「待ってましたっ!」とか、「ナゴヤ座っ!」とか舞台に向かってぜひ声をかけてあげてください。

観劇方法-カブキカフェ ナゴヤ座-KABUKI CAFE NAGOYA za[名古屋_円頓寺商店街]

オヒネリ同様オオムコウの掛け方も、お芝居の前に教えてくれます。声を出すのはちょっと抵抗が… という人も、他の慣れてるお客さんの掛け声を聞くだけでも楽しい。あんまり深く考えず、多少ルールのある応援上映みたいなものだと考えればOKなんじゃないかな〜!

私がはじめて観に行ったときは、自由に声を出すとお芝居を壊しちゃいそうで怖かったので、一体感を大事にみんなの真似をして楽しませてもらいました。

上演後の撮影タイム

第ゼロ幕のちょい見せナゴヤ歌舞伎でも書きましたが、ナゴヤ座には撮影OKのタイミングがいくつかあります。上演後の撮影タイムもそうです。

もうこれについては説明は不要でしょ? 以下のような写真を撮ることができます! お芝居を見た後に、役の衣装のまま写真を撮っていい! サンキューフォトセッション!

上演後の撮影タイム

目線も左右センター全部に振ってくれます。

上演後の撮影タイム

キリッとした姿だけでなく、ふにゃっとした瞬間も撮れる!

上演後の撮影タイム

写真撮れるの、楽しい。この章については以上です。

初回だけもらえるフォトカード

前の章で、「役者さんから直接お話を伺う機会、つまり接触イベもふんだんに用意されています」と書きました。そうです。はじめての人にも初回ボーナスみたいなものがあるんです。

それが、初回だけもらえるフォトカード。上演後に行われるサイン会で、好きな役者さんをひとり選んでサインしてもらうことができるんです。サインしてもらう際には、役者さんとおしゃべりもできちゃう… それが約束された初回ボーナス! 手厚い!

接触なんて恐れ多い… という人は、フォトカードを大事に持って帰ればそれでよし。会うも会わぬも、個人の好み次第。でもサインを求められて感想を聞けたら、座員さんもうれしいと思うので、積極的に行くことをオススメしたい!

ディープにハマれる推しポイント

  • 確実に買える月間パスポート
  • 座員さん狙い撃ちオヒネリガチャ
  • ていねいすぎるサイン対応
  • 円頓寺商店街練り歩き
  • 何度でも通える配役シャッフル

確実に買える月間パスポート

初回のフォトカードが初回限定ボーナスだとすると、月間パスポートは確実に接触イベント権を手に入れられる約束されたログインボーナスみたいなものです。

月間パスポートは課金しないと手に入らないものではあるけれど、そもそもチケット代は絶対に払うものだし、3回以上観るならパスポートを買ったほうがお得! それ以上は行けば行くほどお得!

お得なうえにサインとおしゃべりの権利がもらえるとか、本当に親切設計。通えるなら、そりゃ毎月買っちゃいますわ。

座員さん狙い撃ちオヒネリガチャ

オヒネリシステムの章で、初期設定の白いオヒネリとは別に黄色いオヒネリがあるって書きましたよね。それがリアル課金型オヒネリです。

ナゴヤ座には座員さんの数だけガチャガチャのマシーンが置いてあるんですけど、それはつまり、100%推しの何かが出てくる約束されたガチャであるということを意味する…! ねぇ100%だよ!?

そしてガチャの売上は推しにダイレクト課金されるシステムになっているらしい。このあたりはもうなんていうかそう信じさせてもらえるだけで、それだけで全然いいんですけど、そういうことなんですよ。(中にはなんか税金的なアレでこういう話題が表に出ると嫌がる団体さんもいると思うんだけど、ナゴヤ座さんは違うと信じて書いてます!)

集めてうれしいカンバッヂ

ちょっと話が逸れましたが、そのガチャガチャに黄色いオヒネリが一緒に入っていて、白いオヒネリと同じように投げて遊べるわけです。無駄がない。推しグッズが手に入って、遊べるオヒネリまでもらえちゃう。無駄がない。

当たりも入っているので、当たるとフォトカードがもらえるよ。フォトカードをもらったら、フォトカードにサインがもらえるよ。初回ログイン、月パス購入時、そしてガチャで当たりを引く。この3つがサイン対応の列に並べる条件になります。

ていねいすぎるサイン対応

そのサイン対応が! すごく! ていねいなの!

なんか、これ以上はもう、言わなくてもいいかなって、そんなふうに思っています。行って、観て、確かめて。震えるから。その誠実な対応に、震えるから。

私ね、軽薄な空気とかお客を舐めきってる気配が見える接触イベントを憎んでさえいるオタクなんですよ。しかしナゴヤ座は違う。芝居に対する姿勢とか、それに対する観客の感想を真摯に受け止める態度とか、そういうのがね、もうなんかあれなの、急に語彙が死にはじめた。すごいの。真面目だし、楽しそうなの。なんか、えらいの。もう語彙がむり。

円頓寺商店街練り歩き

建物の外で演じるちょい見せナゴヤ歌舞伎のことも書きましたが、夜の部がはじまる前には商店街を練り歩くイベントが発生します。練り歩くだけ? って思うかもしれないけど、その場にいると無駄にテンションが上がるのですよ。

円頓寺商店街練り歩き

しかも衣装のまま歩く。商店街の皆さんもめちゃくちゃ温かく見守ってる。うわ〜愛されてんだなぁって、グッと来る。このね、地域に愛されてる感がね、特別なんですよ。それがなかったら、こんなにいいなって思ってないかもしれないくらい。

円頓寺商店街練り歩き

座の前まで戻ったら、すぐちょい見せがはじまります。お練りとちょい見せだけを見物に顔を出す地元の方もいるらしいです。そりゃ顔出したくなるわ… 仕事ちょっと抜けて観に行きたくなるわ…。

何度でも通える配役シャッフル

撮影タイムの写真でお気付きの方もいるかと思います。同じ人が同じ衣装を着ているわけではないということを。そうなんです。配役がシャッフルされます。それがね、いいの。

今日はどんな組み合わせかな〜とか、当日になるまでわからないの。誰が出演してるかは事前にちゃんと発表されてるんですけど、配役だけは当日にならないとわからない。このわくわく感が楽しいんです。

それと、同じ役を別の人が演じることによって生まれる役への解釈の違いとか、役同士の関係性の違いとか、そのちょっとした違いを味わうのがハッチャメチャにうれしいんですよ〜〜〜!! 

遠征慣れしてなくても大丈夫!

ねぇ、もうここまで読んでくれた方は、気になってくれてますよね? 行きたくなってくれてますよね? わかる〜〜私もなってる。

でも、「遠征ってしたことないな?」「知らない街で迷わないか不安だな?」って心配している人もいますよね…。わかる。でも大丈夫!

そこは安心親切設計、名古屋駅からナゴヤ座までの道案内ナゴヤ座公式You Tubeチャンネルから提供されています!

ホント、このツイートで言ってる通りの気持ちです。

さぁ名古屋以外の民よ! 特に東京の民よ!
ナゴヤ座に遠征しよう〜!!

なかなか頻繁には通えないけれど、気持ちの上ではずっと応援していたい。そんな存在が増えるって、うれしくないですか? 私はうれしい。エンタメは東京に集中しがちだけど、東京だけじゃないんだぞっていうのをしっかりと見せてくれる場所があることが、本当にうれしい。

現場からは以上です。ご清聴ありがとうございました。