夜にひしぐは神おろし

お芝居とか映画とか好きなものの話を諸々。自分のためのささやかな記録。

『メタルマクベス Disc2』 IHIステージアラウンド東京、千穐楽

Disc2の総括をする前にDisc3の初日を迎えてしまった…。それもこれも、

…という気持ちがまだ続いているせい。Disc2のまとめはしたい。しかし気持ちはなかなか整理できない。解釈だのまとめだの総括だのはじっくり味わいながら別途することとして、まずはせめて千穐楽の観劇記録だけでも。記録をしておくと未来の自分がうれしいのだ…。

もらったお煎餅

というわけで、前楽と大楽まわりの観劇記録をざーっとだけ残したいと思います。ね。区切りだからね。淡々と思い付いたことだけ書いときます。エモい話は別途のまとめに取っておきますね。

久しぶりに観た前楽

初日から前半、ライビュ、前楽と大楽で都合6回ほど観たことになるのだけど、ライビュから前楽まで20日間くらい開いたので、とっても久しぶりに観た感覚だった。

魔Ⅱ夜が痩せていて、衣装がぶかぶかになっていたことにビックリし、激しく月並みな感想が出た。パンフビジュアルがいちばんキメキメなのは間違いないとして、本編として残る映像の衣装がガバガバだと格好付かないもんねぇ。すけすけメッシュがあんなにガバガバになるなんてねぇ。魔Ⅱ夜がんばったねぇ。

でも前楽でいちばんヤバかったのは、マクベス魔Ⅱ夜が突然繰り出した「バーン!」でしたね…。新生メタルマクベスのお披露目パーティーで、魔女たち(※ファンのこと)のひとりである徳子ちゃんに向かって指鉄砲で「バーン!」ってやったんですよ…。

もちろん割れてないですよ、そんなことで割れるわけがないですよ、オペラグラスがね。しかしね、人は時に割れるような圧をオペラグラスに感じることがあるじゃろ? 風速100mくらいのやんちゃな圧が、両のレンズに、こう、パーン! と。

何あれ… なんだったのあれ… いまだに思い返しては前頭葉を殴られる日々です。

そんな不慮の事故のような前楽でしたけど、千穐楽を前にして思っていたことはただひとつ。いや、嘘、全然ひとつじゃないんだけど、でもかなりの割合を初日の回想を占めてました。

もう一度初日の甘い甘い甘い甘い甘い甘い甘い甘いスイートボイスキャラメルソングを聴けるなら、そんなにうれしいことはないのだけど、だからといって千穐楽でそれを聴きたいわけではなくて。初日のあのバランスそのままに、もう一度観たいなぁって思う。

そして千穐楽

なんだろう、やっぱり今書けることがない。ないので、いきなりカテコ以降の話でお茶を濁したい。エモかった話はもっとこう、自分の中で寝かせてから書きたい感じがあるので…。

まーなんと言っても、徳永くんが七光三度笠を歌ってくれたことですかね! 普通に考えたら予想できそうなモンですけど、全然予想してなかったんだよね… いつも何も予想できなくてナチュラルに驚かされる… そこだけはピュアだね…。

ホント、楳図かずおの漫画かっていう顔でぎゃあっ!!って言いましたね。周囲の方、ご迷惑をおかけしました。と言っても周りの方々も似たようなもんだったけど。お隣の方々が初見さんだったようで、頭の上にひたすら「???」が出てました(笑)。初演モンペの私が愛してやまない七光三度笠、ありがとうありがとう、とってもありがとう。

どのくらいぎゃあっとなったかというと、

というくらい。その後は夢中でノッておったのでした。はー幸せ。結局、どなたからのお煎餅かわからないまま煎餅撒きが終わった。こんなのはじめて。そんなダメダメな私も含めて、ちゃんと劇場にいる全員にお煎餅が行き渡るように分配してくださるキャストさんもファンの皆さんも、改めて素敵だなぁと思いました!

正直、三度笠のあとどんなだったか、あんまりよく覚えていないので、それはもったいなかったなって思うけど。ジュニアがラップをしたとか、なんかそのくらいの解像度でしか覚えてない。てへぺろ。

煎餅撒きが終わっても、やっぱり終わった実感が湧かなくて、なんだか不思議な気持ち。実はこれを書いている今も実感がないんだよね…。ステアラに行けばまだDisc2が観られるような気持ちになっている。Disc3を観ちゃった後でさえ、そんな感じがしてるんだから、不思議。

後日談としては、首周りが筋肉痛になりましたよね。

そういえば、スタッフさんの発注ミスということで「RX」表記になっていたDisc1煎餅とDisc2煎餅を並べてみたら、「RS」がやたら大きくて微笑ましかった。

Disc1のお煎餅とDisc2のお煎餅

本当ならここで締めて千穐楽エントリーが最後になるところなんだけど、Disc2はまだまだ振り返って味わいたいこととか書き残したいことが渋滞しているので、ひとまず観劇記録としてのエントリーを終えるのみ、という感じかなぁ。

最初の方にも書いたように、エモい話=卒論的なものはまた後日、別途書こうかなって思っています。卒論ってほどのボリュームにも中身にもならなそうだけど、書きたいものを書きたいように書く、それが何より楽しいよね。

Disc2カンパニーの皆様、おつかれさまでした! ありがとうございました!
(まだまだまだまだ噛み噛み反芻させてもらいますけど!)